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失恋のあと…。
この痛みから早く立ち直らないといけない…早くこの苦しさから解放されないといけない…。
そんなふうに思いながらも、頭と心がなかなか同じ方向を向いてくれず、辛い気持ちから抜け出すことができないと苦しんでいる女性はいませんか?
数ヶ月経っても、時には数年経っても、失恋の悲しみから立ち直ることができない…と悩んでいる人がいるなら、もしするとその状態は、“失恋うつ”なのかもしれません。
実は、失恋うつは失恋した女性の2人に1人が発症しているなんていう統計も出ている、失恋した女性なら誰でもなる可能性があるものなのです。
悪化していけば、一般的なうつ病の症状と同じようになってしまうこともあり、“時間が解決してくれる”と楽観視していては取り返しがつかないことになってしまう可能性も…。
そこで今回は、失恋うつの症状や失恋うつになりやすい女性の特徴、また、もし失恋うつになってしまったらどうすれば良いのかを紹介していきます。
失恋の苦しみから立ち直り、少しでも早く前を向きたい女性はぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
失恋うつとは?体や心に起こる変化や症状
時や場所を問わず、突如元彼との記憶がフラッシュバックする
失恋うつの一つの特徴が、元彼と別れる時や、別れる前の幸せな時期などの思い出が突如としてフラッシュバックすることです。
別れる時に元彼に言われた言葉や、別れる時の場所の空気や匂い、周囲から聞こえてくる物音などまで忠実に脳内で再現され、まるであの時のあの場所に戻ったかのように記憶が蘇ってきて、辛い気持ちや苦しい気持ちが込み上げてきます。
また、付き合っていた頃、まだ自分と元彼がラブラブに過ごしていた頃の思い出が次から次にフラッシュバックして、やるせない気持ちになることもあるようです。
思い出の品を見つけたとか、LINEの履歴を見たなど、元彼を思い出す何かしらのきっかけがあるわけでもなく、時間や場所を選ばずふとした瞬間にフラッシュバックを起こすので、心の準備もできず、そのため余計にダメージが大きくなります。
一瞬たりとも元彼のことが頭を離れないように感じられてしまうこともあるので、失恋うつの数ある症状の中でも特に“キツい”と感じることと思います。
元彼に対するさまざまな感情が突然湧き上がってくる
失恋うつになると、時間や場所を問わず頻繁に元彼のことを思い出してしまうことがありますが、そうなると、元彼に関する自身が持つありとあらゆる感情が次から次へと湧き上がってきて、余計に苦しくなってしまうことがあります。
まるで自分の頭と心が正反対の方角を向いているような、頭と心が動くスピードが全く違うような感覚に陥り、不安や恐怖を感じる女性も少なくないようです。
恋しいと感じたと思ったら次の瞬間には、自分から離れていった元彼を憎いと思い、でもやっぱり好きな気持ちが消しきれないと悲しい気持ちになる…といった具合に、次から次へ、数秒ごとに気持ちが目まぐるしく切り替わり、自分の心がその変化に追いつかなくなってしまうことで、余計に辛さが倍増してしまうのです。
気持ちが落ち着かない状態なので、自分自身の気持ちを整理することもできず、苦しむきっかけとなってしまいます。
自信を失い、何に対しても積極的に取り組めなくなる
恋愛に失敗することは、どんな人でもあり得ることですし、多くの人が経験していることでもあります。
そのため、失恋した、相手に振られたとはいえ、それで自信をなくすようなことではありません。
しかし、失恋うつに陥ってしまっている場合には、失恋したこと、彼氏に振られたことなどで、完全に自分に自信をなくし、何をしても「どうせ私なんて…」とひねくれた気持ちになり、何に対しても積極的に取り組むことができなくなってしまいます。
恋愛のみならず、仕事に対してもそうですし、友達付き合いに関しても積極的にはなれなくなってしまうのです。
つまり、何に対してもやる気をなくし、無気力な状態になってしまうとも言えます。
身体のだるさを感じたり、胃腸が弱る
特に風邪をひいているわけでもないのに、だるさを感じたり、微熱が続いたり、または胃痛を感じる、お腹の調子が悪くなる、便秘になるなどといった体調不良が続くという症状が出ることもあります。
自身が失恋うつになっていると認めていない場合には、“風邪かな?”と薬を飲んだりするかもしれませんが、ウィルスによるものではないので、一時的に症状が落ち着いても、またすぐに再発するようになり、長いこと原因不明の体調不良に悩まされることもあるようです。
失恋うつが原因ですから、失恋うつの症状が軽くならない限りは、体調不良は続いてしまうと言っても良いでしょう。
集中力がなくなり、仕事や勉強においてミスが頻発するようになる
不定期かつ頻繁に、何の前触れもなく、元彼との別れの記憶がフラッシュバックしたり、元彼のことを思い出したりしてしまうこともあり、失恋うつになると集中力が途切れがちになります。
仕事に関しても、勉強に関しても集中することができず、そのためミスが増えてしまうこともあるでしょう。
これまでなら何でもなくこなしてきていたルーティンとも言える仕事内容でもミスを冒すようになるので、この症状が出ると、周囲も“何かがおかしい”と変化に気づくようになります。
ここで気づいてくれた人に対して、悩みや不安を打ち明けられたら少しは楽になるのですが、そもそも失恋うつを発症してしまう女性は悩みを相談したり、自分の弱みを人に見せることがなかなかできない性格であることも多く、“ちょっと疲れているだけ”で済ませてしまうことがほとんどです。
あまりにもミスが増えたりすると、仕事だけでなく周囲の人との関係もうまくいかなくなり、余計に気持ちが滅入ってしまうきっかけになる可能性もあるので、怖いところでもあります。
ちょっとしたことが気に障る、必要以上に神経質になる
普段だったら何とも思わない友達の発言が癪に触って顔や態度、時には言葉に出てしまったり、これまでなら見過ごしていられたちょっとした部屋の汚れ、散らかり具合がやけに気になってしまったり…。
失恋うつになると、これまでなら何も感じなかった物事に神経質になってしまうという症状が出ることがあります。
この症状が悪化すると、強迫性障害を併発することもあるので、特に気をつけたいところでもあります。
これまでとは人が変わったように潔癖症になり、一日に何度も手や足を洗わないと気が済まなくなったとか、部屋の掃除を頻繁にしないと落ち着かなくなってしまった、または、棚に並んでいるものの並び順が気になって仕方ない、自分の決めた順序で並んでいないと気持ちが悪いと言った症状が出たら、強迫性障害を発症している可能性もあるので要注意です。
人間関係に関してもひどく敏感になり、人にどう思われているかが異常に気になったり、人に嫌われてしまうことを極端に怖がるなどといった症状も出てきます。
熟睡できた気がしない、眠りが浅く夜中に何度も目が覚めてしまう
失恋うつの比較的わかりやすい症状が、“不眠”です。
夜早めに布団に入っているはずなのに、朝起きても全く寝られた気がしないとか、寝ていてすぐに目が覚めてしまうほど眠りが浅く、夜中に何度も起きてしまうといった症状が見られます。
寝ても寝ても寝足りないと感じる、常に眠気が取れないというのも、失恋うつの症状の一つだと考えることができるでしょう。
眠れていないので体力も元に戻らず、どんどん憔悴していくという点は、不眠の怖いところでもあります。
また、眠れないことで睡眠導入剤などを使うようになることで、後々まで薬が手放せなくなってしまうという、その後に影響を与える症状でもあるのです。
元彼の現状を耳にすると居ても立っても居られなくなる
別れた後に、SNSであったり、友達からの風の噂などで、元彼の近況を知って“何だかモヤモヤする”という感情を味わう女性は少なくありません。
しかし、これが失恋うつとなると、モヤモヤしたり、イライラするだけでは済まなくなってしまいます。
元彼の名前を聞いただけでも心が落ち着かなくなり、その場で今すぐにでも叫び出したい、泣き出したいと思ってしまう、または実際に感情を抑えることができなくなってしまうほど取り乱してしまうこともあるようです。
失恋した悲しみがぶり返すとか、振られたことに対する怒りが湧き上がるとか、元彼に対する恋しさが込み上げてくるなど、感情に対する自制心が効かなくなってしまうので、かなり情緒不安定な状態になってしまいます。
突然息苦しさを感じるようになる
大半は、元彼との思い出が蘇ったり、元彼のことを考えてしまった時にこの症状が出るのですが、特に元彼に関連するワードが頭に浮かんだわけでもないのに、いきなり息苦しさを覚えて、軽い呼吸困難になってしまうというのも、失恋うつの症状の一つです。
時には、それが悪化して過呼吸を起こしてしまうこともあるので、場合によっては健康面に大きな影響をもたらす怖い症状だと捉えることもできます。
普段から息がちゃんと吸えない、胸を押さえつけられているような苦しさを感じるという症状もありますが、かなり悪化するまでは本人も自覚しにくい場合があるようです。
失恋うつになりやすい女性の特徴
プライドが高く自分の弱さを人に見せることができない
プライドが高く、簡単には自分の弱さを人に見せることができず、多少キツいと思ったり、辛いと思っても、弱音を吐かないタイプの女性は、失恋うつになりやすいと言っていいでしょう。
恋愛で傷つき、立ち直れなくなっている自分は、決して人に見せることができないと考え、本当は一人で部屋に引きこもっていたいくらい辛いのに、平気なふりをして変わらない毎日を送ろうとしたり、仕事に精を出そうとしてしまうなど、自分の心に優しくない行動をとってしまいます。
このタイプの女性は、自分が失恋うつになっているという事実も認めたがらないので、症状が出ていても、何とかしようとは思わないことも多く、だんだんと症状がひどくなっていくこともあるので、要注意です。
周囲に気を遣いすぎて心配をかけまいとしてしまう
気遣いのできる女性も、失恋うつになってしまうと、なかなか治すことができず苦しんでしまうタイプだと言えます。
周囲に心配をかけまい、迷惑をかけまいという気持ちが先行してしまうので、ついつい“元気なフリ”をしがちで、それによって自分の心を休めてあげる時間を取れずにいるせいで、症状を改善することができないのです。
周りが異変に気づいてくれて、「何かあった?」と声をかけてくれても、「大丈夫、何でもないよ」と偽って笑顔を見せてしまうなんていうこともあるでしょう。
本当は全く平気なんかではないのに、周囲を巻き込んでしまうのは迷惑になると考え、自分の悩みを共有してもらうこと、話を聞いてもらうことに遠慮をしてしまうため、失恋うつの症状が重くなってしまう傾向があります。
自分に厳しくなんでも完璧にこなそうと努力しすぎてしまう
常に自分に厳しく、なんでも完璧にこなせないと気が済まないという四角四面なところがある女性も、失恋うつになりやすいと言えるでしょう。
自分に厳しい女性は、失恋うつになった自分自身を許すことができない、認めることができないと考えてしまうので、失恋うつを発症した後も自分に優しくすることができないのです。
自身の心は失恋のショックで悲鳴をあげているのに、頭では“失恋程度なんてことはない”と考えてしまっているため、さまざまな症状が出てきてしまっている中でも、“自分がもっとしっかりしていればいいだけ”と、症状の改善方法に目を向けようとしないので、一度発症してしまうと厄介なタイプでもあります。
症状が出て苦しんでいる中でも、仕事や人との付き合いなどを完璧にこなせないといけないという責任感の強さも影響してしまい、悪化しやすいとも言えるでしょう。
趣味や夢中になれるものを持っていない
恋愛が第一になってしまっていて、恋愛以外に夢中になれるものを持っていなかった女性も、失恋うつを発症しやすいタイプです。
恋愛が第一…つまり、元彼が自分にとっての全てだったと考えている女性は、その全てだったものを失ってしまったことで、自分がこの先何を糧にして生きていけばいいのか、何を心の支えにして生きていけばいいのかが分からなくなってしまっている状態だと言えます。
恋愛が一番だったとしても、それ以外に趣味を持っているとか、好きなアーティストがいるということがあったならそれを一番の支えや楽しみに切り替えることもできるでしょう。
しかし、趣味もそれ以外に夢中になれるものも持っていないと、失恋したことで生き甲斐を失ったように感じられ、自分の存在全てを否定されたような気持ちになってしまうのです。
失恋うつになってしまった後でも、趣味や夢中になれるもの、せめて片想いだとしても新しい恋愛を見つけることができれば、症状は快方に向かっていきますが、落ち込みすぎて他に目を向けることができないままだと、失恋うつに長いこと悩まされることになってしまいます。
恋愛において、相手に尽くしすぎてしまう
恋愛において、常に尽くすタイプの女性も失恋うつに陥りやすいタイプです。
尽くすこと、尽くす機会を与えられることで自分の存在意義を自覚できていたところがあるため、その対象を失ってしまうことで、自分の存在意義が分からなくなるとか、自分に自信を失ってしまうといったマイナス方面に落ちていってしまうためだと言えます。
相手に尽くすことが生き甲斐になってしまっていたので、失恋したことによって生き甲斐を失い、日々を頑張る糧を失ってしまうことで、少し大袈裟な表現にはなりますが、“自分が何のために生きているか分からない”という感情に苛まれるようになり、結果として失恋うつを発症してしまうのです。
【失恋うつの克服方法】辛い気分や不快な症状とどう付き合えば良い?
自分が失恋うつになっていることを認める
失恋うつを克服するためにまず大切なことは、“自分が失恋うつになっていることを認める”ということです。
まず、これを認めてあげなければ症状を改善していくことはできませんし、失恋うつを克服することもできません。
誰だって、うつになりたいと思っているわけではないですし、自分がうつになるかもしれないと考えながら生きている人も少ないことでしょう。
だからこそ、いざ自分が“うつかもしれない”と感じた時には、それを認めたくないと考えてしまう気持ちが強いのは仕方ないことです。
しかし、失恋したことをきっかけに精神的に不安定になっていたり、体調不良を起こしたりなど、自覚症状があるのなら、できるだけ早い段階で自らが“失恋うつを発症しているのではないか”と疑い、認めてあげるべきだと考えてください。
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うつになったからといって、恥ずべきことではありませんし、誰だって平等に発症する可能性があるものです。
自分を認めてあげることから、失恋うつの克服への道が拓かれるのだということを忘れないでください。
早く立ち直ろうとしないこと
失恋うつを発症している時には、何よりも無理をしないこと。
自分に厳しい女性向けに言い方を変えるなら、“無理をさせないこと”です。
いつまでもずっとうつの症状に悩まされるのは嫌だという気持ちは発症した人なら皆共通の考え方でしょう。
しかし、早く直そうと思って治せるものではありませんし、早く治そうと心がけること自体が、“無理をさせている”ことになってしまいます。
自分に無理なくできることから、考えを変えていったり、心を休める時間をとったりなど、少しずつ始めていけばそれでいいのです。
決して一日二日で治せるものではないと自分に言い聞かせ、一日一日少しずつ良くなっていくよう、ちょっとずつ気持ちを軽く前を向ける自分になるよう、自身を労りながら焦らず治していくことが大切ですね。
体調不良を感じているなら無理せず身体を休めることに専念する
多少の風邪なら、「これくらい薬を飲んでおけばすぐに治るから」と、ちょっと具合が悪くても出勤したり、通学したりしてしまう人でも、失恋うつなのであれば話は別です。
体調不良を感じているなら、無理は絶対にしないこと。
そして、身体をゆっくり休められる時間を作ってあげること。
これが大切です。
失恋うつの一番の大敵は無理をすることですから、動くのが辛いとか、人と関わるのが辛いと感じたときには、それを止めるのも克服する方法の一つなのだと考えてください。
“今ここで動いておかないともっとダメになる”と考えてしまいがちですが、うつの症状というのは日によって重くなったり軽くなったりすることがありますから、無理をして動く必要はありません。
今日は無理だから休んで、明日には少し気持ちが軽くなっているかもしれない…そんなふうに、今の自分自身に甘く接してあげることが大切です。
気晴らしができるものを探す
気晴らしができるものを見つけましょう。
失恋した直後は、その失恋の原因次第では恋愛そのものが怖くなってしまっていることもあるかもしれません。
それなら、わざわざ恋愛に目を向ける必要はありませんが、新しい恋愛に意欲的になってみるのだって、悪いことではないですし、恋愛から離れたいなら、それはそれで新しく趣味を作ってみるというのもおすすめです。
ふっと時間ができた時に、今自分がやってみたいことや、前々から興味があったことなどを試してみようと考えてみるのも良いと思います。
恋愛以外のこと、元彼以外のことに目を向けてみることで、気持ちを切り替えていくことができ、失恋うつを克服できることがあるのです。
辛い気持ち、苦しんでいることを人に話せるようになる
失恋うつを克服するポイントとしてできる限り実践して欲しいのが、“自分の気持ちを吐き出すこと”です。
特に、人に悩みを聞いてもらうとか、苦しい胸の内を聞いてもらうというのはとても大切なことなので、苦しい、辛いと感じたらぜひ試してほしい方法でもあります。
人の頭の中には、これまで自分が培ってきた考え方や、“こういう時にはこうあるべき”、“こうしないといけない”という、ある種のマニュアルのようなものがベッタリと貼りついています。
だからこそ、一人で悩んでいても、新しい考えというのは生まれてくることはなく、どうしたらいいのか、どうすべきかというのが常に同じところをぐるぐると巡っているだけになってしまうのです。
そして堂々巡りを続けているうちに、まるでわたあめの機械のように、不安や悩みが次から次へと湧いてきて、雪だるま式にマイナスのイメージが膨らんでいきます。
こうなってしまわないためにも、自身の気持ちを周囲に吐き出して、受け止めてもらったり、時には新しい考え方、アドバイスをもらうことで、堂々巡りになっている思考回路に別の道を作り出してあげなければならないのです。
人に聞いてもらうということは、文字で見る以上に大きな救いを与えてくれるもの。
一緒に悩んでくれたり、助けようとしてくれる友人を頼ることはカッコ悪いことでも、恥ずかしいことでも何でもありません。
助けてくれた相手が、今後迷ったり悩んだり苦しんだりした時に自分が助けてあげれば良いのですから、必要以上に“借りができた”とか“恩返ししないといけない”と考える必要はないのです。
あなたのことを思ってくれている友達からすれば、あなたが一人暗闇の中で苦しんでいるのを見ている方が辛いでしょうし、力になりたいと思ってくれていることでしょう。
差し伸ばしてくれる手を素直につかむことができれば、失恋うつだってすぐに克服できますよ。
本当に辛いなら病院に行くという選択肢もある
失恋うつは、立派な心の病気です。
まずはそれを理解したうえで、あまりにも症状がひどく、手に負えないと思った時には病院に行くというのも一つの克服手段となることを忘れないでください。
“たかが失恋のショックで病院に行くなんて…”と思う女性もいるかもしれませんし、実際に失恋うつを経験したことがない人は、症状も含め、失恋うつ自体を軽視することもあるでしょう。
しかし、失恋うつは決して軽視すべきものではありませんし、失恋うつで病院にかかることは絶対におかしいことではありません!
カウンセリングを受けて、専門の知識を持っているお医者さんに相談することで気持ちが驚くほど軽くなったという人もたくさんいますし、友達に話すことができない人でも、カウンセラー相手であればすんなりと自分の言葉で自分の気持ちを吐き出すことができたという人もいます。
一人ではどうしようもないし、周りに頼ることもできないというのであれば、病院を頼ってみるのも失恋うつから立ち直るための一つの克服方法になるのです。
無理は禁物!失恋うつになったら避けること
身体の不調を認めないのはNG
明らかに体調が悪い、体調不良が続いている、また、風邪ではないことに気づいているにも関わらず、それを認めないというのはNGです。
失恋うつを克服するための第一歩は、全てを認めて受け入れることです。
失恋で落ち込んでいる自分や、元彼と別れた事実、また失恋後から精神的に不安定になっていることや、体調を崩していること。
それら全てを真正面から受け入れて、認めてください。
今現在の自分自身を受け入れてあげなければ、失恋うつを克服することはできません。
辛い、苦しいという気持ちを隠さないで
ポーカーフェイスを装うのはやめましょう。
辛いとか苦しいとか、悲しいなどといったマイナスの感情を表に出すことは、悪いことではありません。
誰だって落ち込んだり、沈み込んだりすることはありますし、常日頃しっかりと前を向いていたあなたであれば、周囲だってあなたが落ち込んでいる姿をみて、嫌悪感を露わにすることはないはずです。
辛い時には辛いと言えばいいですし、苦しい時には苦しい、悲しい時には悲しいと、自分の感情を正直に外に出せる心を持ちましょう。
最初は難しいかもしれませんが、家族や親友などに対してだけでも良いので、素直な感情を表に出すこと、自分の感情を内側に内側にと押し込めないようにすることを心がけてください。
内心ではいっぱいいっぱいなのに、表面上は平気なフリをして強がるのは、失恋うつの症状をさらに悪化させてしまうので、気をつけましょう。
同じ失敗を恐れて恋愛から離れようとするのは悪影響を及ぼす
トラウマが残るかもしれません、もしまた同じようなことになったら…と恐怖を感じることもあるかもしれません。
それでも、意図的に恋愛を拒絶するようなことはしないでください。
「また同じようなことになるかもしれない」「また振られてしまうかもしれない」と不安ばかり抱えて、新しい誰かを好きなりそうになっても気持ちを抑え込んでしまうとか、無理矢理気持ちを引き離そうとするという行動に出てしまう女性がいます。
しかし、今のあなたが失恋うつを発症していたとしても、“新しい恋が古い恋の傷を癒してくれる”ことに間違いはありません。
無理やり人を好きになろうとする必要はありませんが、もし辛い毎日の中で、あなたにとってオアシスになり得そうな男性が現れたなら、自分の感情に身を任せて、惹かれるなら思う存分惹かれてください。
それでいいのです。
荒療治の必要はなし!元彼の情報はシャットダウンしないとダメ
新しい恋に意欲的になるのは全く問題ありませんが、元彼の情報に関しては無理に耳に入れることはやめておきましょう。
特に、元彼のことを考えると息苦しさを感じたり、泣き出したり叫び出したくなるような状況に陥っているのであれば尚更です。
無理やり情報を集めて、近況を知って、モヤモヤしない強さを持とうとか、幸せそうにしている元彼を祝福してあげられる人間になろうなんて考える必要はありません。
むしろ、元彼の情報は全てシャットダウンし、あなたの元に何の情報も届かないようにしてしまいましょう。
近況を知るのは、あなたの状況が快方に向かってからでも良いのではないでしょうか?
もし、あなたが元彼との復縁を望んでいるとしても、現状では元彼の情報は一度完全にシャットアウトすべきです。
自身の心の平穏を取り戻すことを何よりも優先してくださいね。
再発を防ごう!失恋うつを予防する効果のある行動や考え方
時には自分にご褒美を…少しずつ自分に甘い人間になる
自分に厳しすぎる女性なら、自分に甘い人間になれるよう、少し考え方を柔らかくすることも必要です。
毎日毎日自分に厳しくするのではなく、定期的にご褒美をあげたり、たくさん頑張った後にはゆっくり休む時間を必ず作るようにしたりなど、頑張る時間と自分を甘やかす時間を同じくらいに作ってあげるようにしましょう。
また、何から何まで自身に対して完璧を求めるのではなく、時には“こんなものでいいかな”と目をつぶってあげられる大らかさを持ちましょう。
何から何まで全てにおいて…というのは難しいでしょうから、最初は家事だったり、仕事だったりとジャンルを決めて、ちょっとずつ自分を甘やかしてあげられる自分を目指してみてください。
心が感じる疲労の度合いが驚くほど軽くなってくるはずですよ。
恋愛に執着しすぎない!
恋愛を第一に考えない自分を目指してみるのも良いでしょう。
恋愛以外に大事にできるものや優先できるものを作ってみるのがおすすめです。
彼氏より友達!彼氏より家族!恋愛より仕事!恋愛より趣味!と言い切れるくらい、恋愛以外に大切にできるものを見つけることからスタートしてみてください。
恋愛に執着しすぎるから、失恋した時のダメージが大きくなってしまうのです。
一度失恋うつを経験したことがある人であれば、その症状の辛さ、苦しさ、克服するまでの長い道のりも理解しているので、恋愛以外に重きを置くことの重要さも理解できていると思います。
恋愛に執着せず、“私には他にももっと大切にできるものがある”と、視野を広げる努力をしてみてくださいね。
定期的に心と身体をリフレッシュさせる計画を立てる
心を休める時間と身体を休める時間を作るために、定期的にリフレッシュするイベントを作ってみるのも良いのではないでしょうか。
毎日が忙しいと、“時間ができたら”が通用しないケースが多々あります。
“時間ができたらやってみよう”と思っていると、その“時間”がなかなかできず、結局リフレッシュタイムが後回し後回しになってしまい、ストレスや疲労が蓄積していきます。
1ヶ月に一度、“この日はリフレッシュする日”と決めて、旅行へ行く計画をたてたり、美味しいものを食べる日だと決めたり、自分を甘やかす、自分にご褒美をあげるなど、自分が自由に使える日を作ってみてください。
ちょっと辛いことや大変なことがあっても「あと◯日頑張ればリフレッシュの日だ!」とその日を心の支えにすることもでき、楽しみも増えて毎日を前向きに過ごすことができるようになりますよ。
“尽くす女”より“尽くされる女”を目指す!
恋愛において、尽くす女ではなく、尽くされる女を目指してみるのも一つの手です。
失恋うつになりやすい女性の特徴として、相手に尽くし過ぎてしまい、相手を生き甲斐にしすぎてしまうというところがありますから、尽くす女ではなく、むしろ男性が尽くしたくなるような女性になろうとすることで、自然と恋愛に対する考え方を変えていくことができ、恋愛に対する執着や、相手に対する執着を捨てることができるようになります。
もちろん、恋愛はギブアンドテイクのバランスが重要でもありますから、してもらってばっかりで自分は何も返さない女性になるのはNGですが、失恋うつになってしまった過去がある女性であれば、多少“これでいいのかな?”と不安になるくらい、相手に尽くすことをやめてしまっても問題はありませんよ。
大事にしてあげる分、大事にしてもらう。
それが難しいなら、相手が大切にしてくれている分と同じだけ自分も返すという、後手に回っても良いと思います。
理想の考え方は“去る者は追わず”!恋愛の失敗を恐れないで
恋愛の失敗を恐れて、恋愛に臆病になってしまうことも避けたいところ。
前回の恋愛で失敗したからといって、新しい恋でも同じところでつまずくとは限りません。
当然、前回の失敗を糧にあなたも学び、同じことの繰り返しにならないように気をつけようと無意識的にも考えているはずです。
失敗を次の恋愛に生かせる準備は、辛い苦しい時期を乗り越えたあなたであれば十分すぎるほどできています。
あなたなら大丈夫です。
次は必ず素敵な恋愛ができます。
だから、“二度と恋愛なんてしない”とか、“二度と相手を信用しない”なんて考えは持たないで、恋愛に積極的になってくださいね。
失恋うつになったら自分を大事にしてあげて!焦らずに対処すれば大丈夫!
失恋うつになってしまったとしても、克服はできます。
心が疲れてしまった時は、ちょっとした切り傷や擦り傷のようにあっという間に治るものではありません。
そのため焦って早くいつもの自分に戻ろうとしてもなかなか思い通りにはいかないものです。
むしろ、症状が悪化してしまうことも…。
だからこそ、失恋うつになってしまった自分を認めたうえで、自分を大切に労ってあげてください。
いつもより少しわがままで甘ったれなあなたになるくらいでちょうどいいんです。
そうしてゆっくりと症状を改善させていけば、必ず克服することができますよ。
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